野澤水樹さんのテーマソング。
この記事を読む前に、まず聴いてほしい曲です。
「私は、愛されていない」
幼い頃からそう感じ、自分の気持ちを押し殺しながら生きてきた。
未来に希望を持てなかった時期もある。
「なんで、これをやっているんだろう」と、自分らしさを見失ったこともある。
それでも、さまざまな出会いや経験を通して気づいた。
自分の在り方が変われば、見える世界も変わっていく。
そして今、水樹さんは伝えている。
「すべての経験は、未来への可能性につながっている」
まずは、この曲を聴いてほしい。
そして、自分らしさを見失っていた一人の女性が、どのように「本来の自分」へ戻っていったのか。
その人生を辿っていこう。
【あなただから大丈夫】
すべての経験は、未来の可能性につながっている。
声診断×コーチングを通じて、「本来の自分で生きる」ことをサポートしている野澤水樹さん。
現在は、経営者やリーダーを中心にセッションを行っている。
声診断とは、声の周波数を可視化することで、心の状態や無意識の思考パターンなどを読み解いていくもの。本人も気づいていなかった自分の内面に気づき、「自分はどうありたいのか」を見つめ直すきっかけをつくる。
水樹さんが大切にしているのは、単に悩みを解決することではない。
「その人が本来の自分に戻って、自分らしく生きられるようになること」
そして、自分らしく生きる人が増えれば、その人の周りにも良い影響が広がっていく。
だからこそ、経営者やリーダーが整うことには大きな意味があると考えている。
そんな水樹さん自身も、かつては「自分らしさ」を見失い、未来に希望を持てない時期を過ごしていた。

「私は、愛されていない」
水樹さんが幼い頃から抱えていたのは、「自分は愛されていないのではないか」という感覚だった。
一つ上の兄は真面目で優等生。母親から大切にされているように見える兄に対して、自分は愛されていない。そんな思いを抱えていた。
幼少期から既に両親の夫婦関係は破綻していた。
母親は家出を繰り返し、相談できる相手もいない。
小学生の頃には、両親が家にいない一週間を兄と二人だけで過ごしたこともあった。
そんな環境の中で、唯一の理解者だったのが兄だった。
「せめて自分だけは、自分を信じよう」
そう思いながら生きてきた。
しかし、中学生になると、人の目を強く気にするようになった。
周囲に合わせ、自分の気持ちを押し殺す。
勉強も頑張り、成績は良かった。
そして進学校へ進学した高校一年生の頃、心と身体が限界を迎える。
ある夜、家庭内で暴力が発生した。
次第に胃が痛くなり、食欲もなくなっていった。身体は痩せ細り、前向きなことを考えることもできない。
「これから、どうなっちゃうんだろう」
生きていけるのか。
未来に希望を持つことができない日々だった。
初めて知った、母の本当の気持ち
ある時、突然、生理が止まった。
周囲から病院へ行くよう勧められ、一人で総合病院の婦人科を受診した。
そこで医師から尋ねられた。
「お母さんとの関係は良好ですか? 次はお母さんと一緒に来てください」
そこで初めて、摂食障害と親子関係には深い関係がある場合があることを知った。
帰宅して、そのことを母親に話した。
すると母親は泣きながら、こう言った。
「自分のかわいい一人娘がこんな状態になっているなら、変われるものなら変わってあげたい」
その言葉を聞いた瞬間、水樹さんの中で何かが変わった。
「私、愛されていたんだ」
それまで自分が信じていた「愛されていない」という世界と、母親が実際に抱いていた想いは違っていた。
この経験から、水樹さんは大きなことに気づく。
自分が見ようとしている世界が、自分にとっての現実になっているのかもしれない。
だからこそ、人生は自分次第で変えていける。
それは後の人生で、何度も確信へと変わっていった。
「なんで、これをやっているんだろう」
38歳の頃。水樹さんは不動産会社で会社員として働いていた。
本当は営業をやりたかった。
しかし、人員不足のため総務に配属された。
自分がやりたいこととは違う仕事。
「なんで、これをやっているんだろう」
そう思いながら働く日々が続いた。
一人になると、勝手に涙がこぼれる。
笑わない。
人とも話さない。
そんな状態になっていた。
ちょうどその頃、10年ぶりに父親から連絡があった。
「癌が見つかった」
その知らせを受けたことで、水樹さんの中に強い思いが生まれた。
「自分の人生を、ちゃんと真剣に考えなきゃ」
20代の頃から尊敬していたメンター、こいけんさん(小泉憲一)に会いたい。
そう思っていたタイミングで、SNSでこいけんさんと、後にメンターとなるさっきーさん(﨑本正俊)のコラボセミナーを見つけた。
迷わず参加した。
そこでのさっきーさんとの出会いから数ヶ月後、まだ自分のサービスを何も持っていなかった水樹さんに、さっきーさんが開催するビジネス構築のセミナーを勧めてくれたという。
さっきーさんは、人の本質を見ることがとても上手な人だった。
「水樹には、コーチングが合っていると思うよ」
声に映し出された「本当の自分」
コラボセミナーから数ヶ月後
さっきーさんから、声診断の開発者である中島由美子さんを紹介された。
そこで初めて声診断を体験する。
自分の声を通して見えてきたものは、その時の自分自身そのものだった。
人生について話しながら声診断を受けていると、そこには一色ではない色が表れていた。
その中で、出ていなかった色があった。
イエロー。
「自分のアイデンティティー」「自分らしさ」を表現する色だった。
それを知った時、涙が流れた。
自分でも気づいていなかった心の声を拾ってもらったような感覚があった。
そして、自分自身が少しずつ癒されていった。
そこから水樹さんは、自分の「在り方」に目を向けるようになった。
すると、少しずつ毎日が楽しくなっていった。
周囲からも、
「ミズキちゃん、楽しそうだね」
と言われるようになった。
そして、声診断にも変化が表れる。
出ていなかった「自分らしさ」を表現するイエローが、出るようになったのだ。
自分の在り方が変わる。
すると、見える世界も変わっていく。
それは、水樹さん自身が体験したことだった。

「悩み」が悩みではなくなる瞬間
今、水樹さんがセッションで何より嬉しいと感じるのは、目の前の人が変わっていく瞬間だ。
ある女性は、恋愛について悩んでいた。
3回のセッションを重ねる中で、最初に抱えていた恋愛の悩みそのものが、いつの間にか悩みではなくなっていった。
さらに仕事でも良い流れに乗り始め、最終的には「全く新しいことに挑戦することになった」と報告してくれた。
回数を重ねるたびに声の波形も変化していった。
そして、目の前の現実も大きく変わっていった。
「本人が本質に戻っていっていると感じる瞬間や、人が良くなっていっている姿を見られるのが嬉しいんです」
その言葉には、水樹さん自身の人生が重なっている。
かつて、自分の可能性がまったく見えなかった。
未来に希望を持つこともできなかった。
だからこそ今は、目の前の人の可能性を信じることができる。
「自分次第で、どんな自分にもなれる」
それを、自分自身の人生で体験してきたからだ。
人・もの・環境のせいにしない
水樹さんの価値観をつくった言葉は、ほかにもある。
ジュエリー販売員として働いていた時、売り上げが停滞したことがあった。
その時、店長から言われた言葉がある。
「人・もの・環境のせいにするな」
その言葉を聞いて、水樹さんは気づいた。
無意識の中で、つい誰かや何かのせいにしている自分がいる。
しかし、人・もの・環境のせいにしてしまえば、そこで成長は止まる。
「もっと良くするためには、どうしたらいいだろう?」
そう考えることが、自分自身を前へ進ませる。
人生を振り返れば、水樹さんはたくさんの人から言葉を受け取り、育ててもらってきた。
母からは、
「子供が健康で幸せにいることが嬉しいのよ」
という言葉をもらった。
父親とは病気が見つかってから10年後に再会。
自分が声診断の仕事をしていることを話すと、最初は分からなくても理解しようとしてくれた。
そして、
「本当にやりたいなら、一生懸命やれよ」
と言ってくれた。
さらには、知り合いにも声診断のことをひっそり紹介してくれていたという。
その姿を見て、「一生懸命やらなきゃな」と思った。
水樹さんにとって、人生は一人でつくってきたものではない。
出会った人たちから、たくさんのものを受け取ってきた。
だから今度は、自分が誰かの可能性を信じる側になりたい。
10年後、「想像していなかった人生」を

水樹さんが、仕事を通して出会った人たちに願っていることがある。
それは、
「その人でさえも想像していなかった、理想以上の、心から楽しめる人生を歩んでいてほしい」
ということ。
10年後。
さまざまな経験を積み重ね、確信を持った表情で笑っている。
周りの人たちが本来の自分を表現し、どんどん飛躍していく姿を、嬉しそうに見ている。
そして、自分自身も新しいことに挑戦している。
そんな未来で、
「10年前が懐かしいね」
と笑い合える関係をつくりたい。
「そんな人の人生が良くなっていく影響を与えられる私の存在でありたい」
水樹さんが目指しているのは、誰かの人生を変えてあげることではない。
その人自身の中にある可能性に気づき、自分の力で未来を変えていけるように寄り添うことなのだろう。
かつて、自分の人生に希望を持てなかった水樹さん。
「愛されていない」と思っていた自分が、実は愛されていたことを知った。
「何もできない」と自分を責めていた自分が、自分らしく生きる道を見つけた。
「なんでこれをやっているんだろう」と涙を流していた会社員時代から、自分の人生を自分で選ぶようになった。
振り返れば、苦しかった出来事も、迷った時間も、すべて今につながっている。
だから水樹さんは、伝えたい。
「全ての経験は、未来への可能性へとつながっている」
そして、
「人生は、自分次第で変えられる」
過去を変えることはできない。
けれど、過去の経験をどう捉え、これからどう生きるかは、自分で選ぶことができる。
自分がどうあるか。
その「在り方」が変われば、見える現実も変わっていく。
水樹さん自身が、そのことを人生を通して証明している。
編集後記
今回のお話を伺って強く感じたのは、「人は、自分が思っている以上に変わることができる」ということでした。
幼い頃に抱えていた「愛されていない」という感覚。
家族の中で何もできなかった自分への罪悪感。
未来に希望を持てなかった高校時代。
そして、38歳で会社員として働きながら、「なんでこれをやっているんだろう」と涙を流した時間。
一見すると、それぞれが苦しい出来事に見えます。
けれど水樹さんは、それらを否定するのではなく、一つひとつの経験を「今の自分につながるもの」として受け止めている。
だからこそ、誰かの可能性を信じられるのだと思います。
人は、苦しい時には自分の未来が見えなくなることがあります。
「このままずっと変わらないのではないか」と思ってしまう。
でも、今見えている世界が、人生のすべてではない。
自分の在り方が変われば、見える景色も、選ぶ行動も、その先の未来も変わっていく。
水樹さんの人生は、そのことを静かに教えてくれているようでした。
「すべての経験は、未来への可能性につながっている」
もし今、自分の人生に迷っている人がいるなら、この言葉を一度、自分自身に問いかけてみてほしい。
「あの経験があったから、今の自分がいる」と思える未来を、これから自分でつくっていくために。
【あなただから大丈夫】
【歌詞】
大丈夫 絶対大丈夫
あなたの想いは無駄じゃない
怖い夢ばかり見るんだ
不安の中で生きてきた
偽って本音隠して
夢も希望もなくて
だけどホントはありのままを
愛して欲しかった
光の当たる場所はどこにある
思ったことやってみて信じてみて
自信も確信もあまりないけど
笑っ照らしてswingして
もっと自由に
そのままのあなたが素敵だから
そのままのあなたで進めばいい
大丈夫 絶対大丈夫
これから先は明るいから
あなたを笑顔にしたいんだ
笑い合える この先も
辛い日々の中で見つけた
大切なモノもあるから
この涙が宝物に変わる日まで
あともう少し あともう少し
思ったことやってみて信じてみて
あなたの生き方が輝くから
笑っ照らしてswingして
もっと自由に
新しい朝を迎えに行こう
笑って泣いて 転んで立って
愛しい人よ
きっと大丈夫 守られているから
笑っ照らしてswingして
もっと自由に
そのままのあなたで進めばいい
世界はあなたを待っているから
野澤水樹さんSNS
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